みなさん、こんにちは!ヘレナです。
今回のテーマはインドネシアのお茶についてご紹介します!
インドネシアのお茶
インドネシアは日本と似ていてお茶を飲む文化があります。お茶はインドネシア語でいうと「Teh(テー)」と言います。大体のインドネシア人はお茶が好きで、一人当たりのお茶消費は0.32kg/日ぐらいです。70%のインドネシアのお茶は西ジャワ州で作られています。そのほかは中部ジャワ州、そして北スマトラ州で作られています。インドネシアで作られたお茶は、50%以上海外に輸出されます。インドネシアのお茶はロシア、英国、そしてパキスタンで多く消費されています。インドネシアでは人気のお茶は5種類あります:Teh Melati(ジャスミン茶)、Teh Hijau(緑茶)、Teh Merah/Teh Hitam(紅茶)、Teh Oolong(烏龍茶)、そしてTeh Putih(白茶)です。その中でももっとも人気があるのは紅茶です。
インドネシアでは紅茶のことをTeh MerahまたはTeh Hitamと言います。Teh Merahは「赤いお茶」という意味で、見た目の紅色のことを表している名前です。濃いめの紅茶は黒く見えるため、インドネシア人は紅茶のことをTeh Hitam「黒いお茶」とも呼んでいます。紅茶はインドネシアで一番よく販売されているお茶の種類です。インドネシアの紅茶は5つのお茶の種類の中で一番カフェインが強いお茶です。インドネシアの紅茶は日本の紅茶に比べて香りにも味にも少し甘みがあります。インドネシア人は砂糖を入れて紅茶を飲みます。特にジャワ島の人たちは、砂糖多めに入れて紅茶を飲むことが多いです。紅茶の飲み方は色々ありますが、一般的にはティーバッグでホットティーやアイスティーを作ります。
ちなみに、インドネシアの緑茶は日本の緑茶と味と色が少し違います。インドネシアの緑茶の味は濃く、色は緑ではなく茶色いです。インドネシアの緑茶は西ジャワ州で沢山作られています。ちなみにインドネシアでは「日本のお茶」といえば、緑茶ではなく抹茶のことだと思っている人が多いです。インドネシアでは「抹茶味」とラベルされているお菓子などが沢山販売されて、かなり評判がいいです。
Teh TubrukとTeh Celup
インドネシア人は茶葉について「Teh Tubruk」と言い、ティーバッグについて「Teh Celup」と言います。この二つのお茶の形により、作り方が違います。ティーバッグだと直接コップやガラス瓶で作りますが、お茶の葉はお鍋で作ってからコップに注ぎます。作り方により、使用されているお茶の種類も違います。コップでお茶を作るときは便利なティーバッグを使いますが、アルミポットやお鍋で作るときは茶葉を使います。茶葉とティーバッグ、2つとも一般的に販売されています。茶葉はティーバッグに比べてより香ばしくて、味もティーバッグに比べてより濃いな味がします。
Teh Poci
ジャワに住んでいるインドネシア人は「Teh Poci」という特別なお茶の飲み方があります。「Teh」は「お茶」、「Poci」は「ポット」、ということで「Teh Poci」は「ポットで作られているお茶」という意味です。Teh Pociのポットはアルミのポットではなく素焼きのポット(日本でいうところの急須)のことです。Teh Pociを作るときはTeh Tubrukが一般的に使われています。
Teh Poci
Teh Pociを作るときに必要なものは:粘土ポット、お湯、Teh Tubruk(ジャスミン茶が多い)、そして氷砂糖です。普通の砂糖はほとんど使用しませんが、氷砂糖がないときは使用できます。そしてTeh Pociを飲むときはポットとセットになっており粘土茶碗を使って飲みますが、素焼きの茶碗がないときは普通のマグカップでお茶を飲みます。Teh Poci用の粘土ポットと粘土茶碗は市場やスーパーにセットとして販売されています。この粘土ポットと茶碗セットはクリスマスやレバランのときに親戚や知り合いに送るといいギフトになります。
以上、今回の紹介記事はここまでです。
質問がある方、インドネシアのことについてもっと知りたい!とか、○○についてを紹介してください!という方は、ぜひコメントをくださいね。
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