みなさん、こんにちは!ヘレナです。
インドネシアでは広告メディアが沢山あります。最近のインドネシアはオンラインメディアの認知率が上がる一方ですが、テレビの視聴者率ほどではないです。広告だと、オンライン広告が一番効果的だとよく言われますが、昔から変わらず効果的な広告方法はテレビCMです。今回はインドネシアのテレビCMについてご紹介します!
インドネシアのテレビCM
インドネシアの一番最初のテレビCMはTVRIという国のテレビ曲で放送されました。その日からインドネシアでは最強の広告プラットフォームと言われているのはテレビCMです。2017年のテレビ参入度についてのデータから見ると、96%のインドネシア人は毎日テレビを見ています。そのため、テレビCMと販売率の依存性が高いです。
インドネシアのテレビCMは、時間帯により種類が異なります。例えば、昼のテレビCMは食品のCMが多いが、夜になるとタバコが多いです。これらの時間帯以外は、その時期に行われているイベントに関するCMを作るとより効果的だそうです。例えばラマダンの時に断食明けに気持ちよく飲む飲み物のCMを流したらとても印象的に映るようです。実際にインドネシアで大人気の飲料「シーロップのABC Delight」でこのケースを行っています。
ABC DelightシーロップのCM
現在、インドネシアのテレビで放送されているテレビCMは様々です。2017年で一番よく放送されるCMはMeikartaというアパートのテレビCMです。そのあとはTravelokaという旅行予約サイト、そしてIndomieというインドネシアで一番人気のあるインスタントラーメンのCMです。テレビCMはミニ連続ドラマ風形に放送されることもありました。ラマダンが始まってからラマダン明けまで3バージョンが放送されます。ラマダン明けの最終盤を楽しみにしている視聴者は少なくないので、話題になっているぐらい人気です。
印象的なテレビCM
コメディーが入っているCMが結構印象的です。インドネシアに一番多いテレビCMはミニドラマ風で、キャラクターのセリフで商品を説明します。例えばこのMi Sedapというインドネシアの人気インスタントラーメンが新作商品のテレビCMです。
Mi Sedap Kari AyamのCM
このCMが初めて放送されたのは2012年でした。新作のKari Ayam(インドネシアのチキンカレー)味の広告で、主人公がKari Ayam味のラーメンを食べるときに可愛がっている鶏がいなくなったのを気づいて焦っている話です。今はもう放送されていませんがいまだに話のネタとして人気です。
コメディーだけでなく、キャッチーなジングルやスローガンが大事です。例えば、インドネシアの一番売れているインスタントラーメンのIndomieのCMです。Indomieは昔からCMで流されているテーマソングがあって、今のCMでも同じメロディーが流れています。そのテーマソングの最後の分、「Indomie Seleraku(私の大好物のインドミー)」という歌詞をスローガンとして取られています。キャッチーなメロディーでシンプルなスローガンがこのブランドのっ一つの特徴となっていました。
IndomieのCM
料金
インドネシアにおけるテレビCMの広告料を調べて見ました。まず、時間帯により料金が違います。一番安い時間帯は午前4時から午前9時までの間です。テレビ局と商品のタイプにもよりますが、この時間帯にCMを放送すると30秒ごとに約5万円から30万円ぐらいかかります。プライムタイムと言われる午後6時から午後10時までの間にCMを放送すると、約20万円から65万円ぐらいが必要です。インドネシアのテレビは深夜0時から午前3時59分まで放送がないです。
インドネシアのテレビ番組は大体1時間で放送されて、その中から15分はCMタイムが含めています。一回のCMタイムで3〜5分ほどです。1つのCMで日本と同じく15秒から30秒まです。
いかがでしたでしょうか。
インドネシアでテレビCMで広告をする時は時間帯や視聴者のターゲットだけでなく、コンテンツの面白さも大事です。インドネシアの広告メディア等に関する質問がある方やインドネシアのことについてもっと知りたい!とか、○○についてを紹介してください!という方は、ぜひコメントをくださいね。
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