みなさん、こんにちは!ヘレナです。
今回はインドネシア人が選ぶ音楽のアプリについてご紹介します!
インドネシア人は音楽が大好きです。Licoriceで行ったアンケート結果によると、回答者500人のうち、ほぼ全員が毎日音楽を聴いてると回答しました。音楽の聴き方はそれぞれありますが、一番便利なのはスマホを使って音楽を聴くことだとインドネシア人が言っています。
スマホで音楽を聞くときは、ラジオのアプリ、そして音楽配信アプリがよく使われているようです。特に、音楽配信アプリは最近インドネシア人にとって必要性のある物になっています。音楽配信アプリは、スマホの中に音楽を保存しなくても音楽が聴けます。
インドネシアでリリースされている音楽配信アプリはいくつかあります。無料なアプリは広告が入っているか、決まっている制限があります。告知なしで音楽をいつでも自由に聴きたいのであれば、有料プランを購入しなければなりません。お金をかけて有料プランを購入すると、沢山のCDを買う必要もなくなります。
インドネシアでは一番よく使われている音楽配信アプリはJOOXとSpotifyです。この二つの音楽配信アプリについてインドネシア人の意見を聞きました。
JOOX (ジョックス)
JOOXはインターネットを通じて音楽配信ができるサービスで、Tencentという中国の会社が運営する音楽配信アプリです。このアプリはインドネシアだけでなく、マレーシア、香港、そしてタイでも大人気です。
インターネット配信だけでなく、スマートフォンに音楽をダウンロードすることもできますが、音楽のオプションが限られています。新登録ユーザーには30日間の無料トライアル期間があります。無料トライアル期間中は、全ての機能を利用することができますが、期間が終わったら自動的に無料プランに入りますのでVIPラベルの音楽や音楽をダウンロードすることもできなくなります。全ての機能を利用できるには有料プランを購入しなければなりません。
JOOXの有料プランはVIP JOOXと言います。インドネシアではVIP JOOXの週会費はRp 25.000(約250円)、月会費はRp 49.000(約490円)、そして年会費はRp 509.000(約5000円)です。支払い方法はGoogle Play Store やAppStore払いはもちろん、他には電話会社のJOOXギフト券でも購入できます。
この音楽配信アプリはAndroid, iOS, そしてPCからアクセスすることができます。ユーザーを集めるためにローカル音楽が沢山配信されます。そしてユーザーの意見から聞くと、JOOXのプレイリストがとてもよく作られているようです。JOOXのプレイリストは音楽の専門家が音楽のチョイスをします。このアプリでは、音楽を聞きながら歌詞を読むこともできます。カラオケが好きなインドネシア人にとってはベストチョイス機能の一つです。
今回はインドネシア人女性のウマイさんにJOOXについて聞いてみました。ウマイさんは毎日音楽配信アプリで音楽を聴いています。ウマイさんのスマホの中にはいくつかの音楽配信アプリが入っていますが、一番利用しているのはJOOXです。通勤の途中によくJOOXで音楽を聞きます。「JOOXは歌詞が読めるだけではなく、カラオケの機能もありますので、とても楽しく音楽が聴けます。JOOXでよく聴いている音楽はSLANK(インドネシアのロックバンド)やSheila On 7(インドネシアのポップバンド)、そしてColdplayです。時々Dangdut(インドネシアの歌謡曲現代歌謡曲)も聴きます。全ての機能を利用できるように有料プランを購入しました。」とウマイさんが語りました。
Spotify
Spotifyはスウェーデンの音楽配信アプリです。日本のストアでよく見かけるSpotifyはインドネシアでも人気あります。SpotifyはJOOXより曲の種類やオープションが豊かで、JOOXと同じく無制限の無料プランもあります。Spotifyのトライアル期間は1週間で、その間に有料プランに含まれているサービス全部楽しめます。トライアル期間が終わったら、無料プランでアプリを楽しむことができますが、プレイリストの間にオーディオ広告が流れます。オーディオ広告なしで音楽を自由に聴きたいというユーザーは有料プランを購入します。Spotifyの有料プランはSpotify Premiumと言って、月にRp 49.990(約500円)です。日本の有料プランと比べたらインドネシアの方が安いですね。
支払い方法はJOOXよりもっと幅が広いです。クレジットカードの支払いはもちろんできますが、その他には銀行振込とコンビニ払いもできます。SpotifyはAndroid,iOS, Windows, Mac, PlayStation, そして Chromecastからアクセスできます。
音楽のオープションが豊かだけでなく、Spotifyはリスナーの気分やシチュエーションによりプレイリスト選びができます。例えば、ジャカルタの渋滞に囲まれた時は「Macet Jakarta(ジャカルタの渋滞)」というプレイリストがあります。他にも「Semangat Pagi(元気な朝)」というプレイリストから「Mager Parah(超体がだるい)」というプレイリストまで、幅広いシチュエーションでぴったりな音楽が聴けます。そして、「Discover Weekly」という週間チャートに入ってる音楽を流すプレイリストもありますので、新しく出ている曲を見逃したくないユーザーにはオススメなプレイリストです。ユーザーインターフェースはJOOXに比べてSpotifyの方がシンプルで、使いやすいとインドネシア人が言っています。
ウマイさんと違って、インドネシア人男性のハディさんはSpotifyをよく利用します。「iPhoneにしてからスマホに音楽を入れることはややこしくなるので、音楽は音楽配信アプリで聴くようになりました。最初は無料プランを利用しましたが、毎日音楽を聴いてるのでせっかくですから有料プランを購入しました。」とハディさんが語りました。ハディさんの友達はSpotifyを利用している人が多いので、その友達からのおすすめでSpotifyのアプリをダウンロードしたと言いました。
いかがでしたでしょうか。
インドネシアではJOOXやSpotify以外、他の音楽配信アプリも利用されています。たくさんの音楽配信アプリから、一番シンプルで一番ローカルの味があるJOOXとSpotifyが大人気です。インドネシアにアプリを出す時はローカライズ段階をしっかりすることが大事かもしれません。
質問がある方やインドネシアのことについてもっと知りたい!とか、○○についてを紹介してください!という方は、ぜひコメントをくださいね。
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