ベトナム

どの家電を持っている? べトナムでの家電事情について調査!

home appliance

べトナムでの家電事情について調査!

冷蔵庫、掃除機、洗濯機、食洗器、電子レンジ、クーラーなど、
身の回りにはたくさんの家電があります。

日本では1950年代後半に「三種の神器」として
憧れの家電だったテレビ・洗濯機・冷蔵庫が、
1980年頃には100%に近い普及率となり、
今では生活するうえで欠かせない存在となっています。

経済発展の真っ只中にいるベトナムでは、どのような家電を持っていて、
どのような家電に憧れを持っているのでしょうか。

「家電に関するアンケート(※)」のデータをもとに、
ベトナムの家電事情についてご紹介したいと思います。

※Licorice調べ
アンケート配信期間:2016.12.09-2017-01.31
アンケート回答者:ベトナム在住の10~40代  男女500名

 

Q.あなたがお持ちの家電を次の中からすべてチェックしてください。(MA

home appliance_001

持っている家電について聞いてみたところ、全体で最も多かったのは
「冷蔵庫」で83%、次いで「テレビ」で76%、「炊飯器」で73%の順でした。

総務省統計局「平成26年全国消費実態調査」によると、
日本の主要耐久消費財の普及率TOP3は、
「冷蔵庫」98.1%、「洗濯機」97.7%、「テレビ」96.9%です。
まさに、三種の神器そのままですね。

日本で普及率の高かった「洗濯機」ですが、
ベトナムでは「パソコン」よりもわずかに下回っていますね。

ベトナムの単身者は、アパートやマンションでの一人暮らしよりも
手頃な値段のシェアハウスやシェアルームに住んでいる人が多く、
その場合は共同の洗濯機を使うことになるので、所有率は低くなる傾向にあります。

また、ベトナムは経済成長と共にインターネットの普及も進み、
パソコンを所有する人も増えています。

このような背景が影響し、洗濯機よりもパソコンが優位に立っているのかもしれませんね。

 

Q.あなたが持っている家電の「メーカー」を教えてください。(MA

home appliance_002

持っている家電メーカーについて聞いたところ、
男女共に最も多かったメーカーは「Samsung」で、男性が73%、女性が74%でした。
続いて、男性の2位は「LG」で40%、3位は「SONY」で38%、
女性の2位は「SONY」で46%、3位は「Panasonic」で40%という結果でした。

ベトナムには国産家電メーカーがないため、
ベトナムで販売されている家電はすべて海外メーカーとなり、
韓国や中国、日本のメーカーが市場の大半を占めているようです。

それでは、次に好きな家電メーカーについて聞いてみました!


Q.
あなたが一番好きな家電のメーカーを教えてください。(SA

home appliance_003

好きなメーカーで最も多かったのは所有しているメーカーと同様に「Samsung」で、
男性は40%、女性は37%でした。
続いて、男性の2位は「LG」で16%、3位は「SONY」で12%、
女性の2位は「TOSHIBA」14%、3位は「Panasonic」11%という結果でした。

男性のTOP3は、実際に持っている家電と同じ順位になりましたが、
女性は2~4位に日本メーカーが並んでいるところを見ると、
女性の方が日本メーカーへの興味が高そうです。

ベトナムの家電市場は、Samsungをはじめとする韓国の家電メーカーが
圧倒的なシェアを誇っています。

韓国メーカーの家電は、品質の良さに加えて
手頃な価格であることが支持されている理由のようです。

日本の家電は高品質であるという評判はあるものの、
他国のメーカーに比べて価格がやや高め。
「憧れの家電」となっているのが現状のようです。

ベトナムにおいて家電は高級品に相当しますから、家電購入を検討するうえで、
品質はもちろん、価格も重要な決め手の一つとなるようです。

 

Q.あなたにとって無いと困る家電を1つだけお選びください。(SA

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無いと困る家電について聞いてみたところ、男女共に
「電子レンジ・オーブン」「オーディオ機器」の2つの家電が選ばれました。

先にご紹介した“持っている家電(所有率)”の結果と比較すると、
「電子レンジ・オーブン」は21% 、「オーディオ機器」は34%となっており、
所有率は高くありません。

これらの家電を選んだ人の内訳をみてみると、
「電子レンジ・オーブン」を選んだ人の内、実際に所有している人はわずか8%、
「オーディオ機器」を選んだ人の内、実際に所有している人は21%と、
その家電を持っていない人から「無いと困る!」と支持されていることがわかりました。

電子レンジやオーディオ機器には、潜在需要という“のびしろ”がありそうですね。

 

電子レンジが即席めんに対応!? 「食」の家電に注目!

ベトナムの家電事情をまとめてみると、以下の結果となりました。

★持っている家電TOP3:冷蔵庫、テレビ、炊飯器
★持っている家電メーカーと好きな家電メーカーは共に「Samsung」
★無いと困る家電は「電子レンジ・オーブン」「オーディオ機器」

「食」にまつわる家電が多いですね!

ベトナムは1年を通して暖かい気候であるため、
食品を保存する「冷蔵庫」は必需品ですね。

ベトナムといえばフォーのイメージがあるかと思いますが、
主食は日本と同じでお米、しかも白飯がポピュラーなので「炊飯器」も必需品です。

ベトナムは世界でもトップクラスの即席めん消費国です。
即席めんを作る際に「電子レンジ」を利用する人も多いようで、
インスタントヌードル機能が付いた電子レンジが展開されているそうです。

生きるためには「食」は必要不可欠な要素ですから、
支持されるのもうなづけますね。

ベトナムの家電普及率はまだ高いとは言えませんが、着実に浸透しています。

この先、ベトナムで最初に普及率がほぼ100%になる家電は何か、
また、日本の家電メーカーがベトナム家電市場にどのようにアプローチしていくのか
今後の展開が楽しみですね。

 

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