ベトナムの「歯磨き習慣」を調査！

みなさんはいつ、どのように「歯磨き」をしていますか？

子どもの頃から身に付いた習慣で、
なんとなく歯磨きをしていた！という方も多いのではないでしょうか。

ベトナムの歯磨き習慣を調べたら、日本の歯磨き習慣に意外な事実を発見！

「オーラルケアに関するアンケート（※）」のデータをもとに、
ベトナムの歯磨き事情についてご紹介したいと思います。

※Licorice調べ
アンケート配信期間：2016.11.18-12.31
アンケート回答者：ベトナム在住の10～40代 　男女500名

Q.あなたが歯磨きをするタイミングをすべてチェックしてください。（MA）

全体では「朝食前」が78％と最も多く、次いで「就寝前」の46％という結果になりました。
「就寝前」については女性は6割、男性は4割と、男女で差が開いていますね。

「歯磨きをしない」を選んだ人が1％しかいないので、
ベトナムのみなさんは1日1回以上は歯磨きをしていることになります。

さて、日本のみなさん。
この結果を見てお気づきになりませんか？
ベトナムで「食後」に歯磨きする人は1割で、少数派なんです！

実は、ベトナムはもちろん、世界でも歯磨きは食後にしていないようで、
「就寝前」や「起床後」に行う人がポピュラーなのだとか。

日本では「食後の歯磨き」が浸透していますね。
これはまだ歯磨きの習慣がなかった1960年代に、“毎食後、3分以内に3分間歯磨き”という
「3・3・3運動」が推奨されたことが影響しています。

日本の歯磨きのタイミングは、世界的にみて珍しいケースなんですよ！

歯磨きのタイミングについては、科学が進んだ今でも定説はないようですが、
睡眠時は唾液の分泌が少なく、虫歯のリスクが高まるのは確か。
就寝する前には歯磨きを済ませておきたいですね。

Q.あなたは1回の歯磨きに平均何分くらいの時間をかけていますか？（SA）

歯磨きにかける時間については「2分」が全体で30％と最も多く、
次いで「3分」（21％）、「1分」（20％）という結果となりました。

ライフメディア　リサーチバンクが2015年に行った「歯に関する調査」（※）によると
日本人の1回の歯磨き時間は「1～3分未満（44.8％）」「3～5分未満（34.2％）」でした。

各調査での回答項目が異なるため、詳細な比較はできませんが、
ベトナムは日本よりわずかに歯を磨く時間が短いようです。

とはいえ、歯磨きは回数や時間よりも「質」が大切！
そこで、次に歯磨きに使用しているツールについて聞いてみました！

※出典：ライフメディア　リサーチバンク「歯に関する調査(2015年)」

Q.あなたがオーラルケアで使用するツールを教えてください。（MA）

全体の84％の人が「歯ブラシ」、59％の人が「歯磨き粉」を使用していることがわかりました。
その他のツールをみると「マウスウォッシュ」は男性が18％なのに対し女性は30％と、
男性より女性が使っているアイテムもありますね。

ライフメディア　リサーチバンク「歯に関する調査（2015年）」（※）によると
日本では、歯ブラシは90％、歯磨き粉は41％でした。
歯ブラシの使用率はやや高いですが、歯磨き粉の使用率は低いですね。

マウスウォッシュについては全体的に使用率は低いですが、
男性が8％、女性が16％と、ベトナムの男女比と同じような結果となりました。
歯磨きツールに関しては、ベトナムも日本も大きな違いはないようですね。

予防歯科にはあの歯磨きツールが重要！

ベトナムと日本の歯磨き習慣の違いについて調べましたが、日本の「食後磨き」は、
ベトナムはもちろん、世界から見ても珍しい習慣であることがわかりました。

歯磨きの内容については、ベトナムと日本が共に
「歯ブラシ」でのブラッシングが一般的であることもわかりました。

ライオン株式会社が2014年に行った調査によると、
予防歯科が進んでいるアメリカとスウェーデンの「デンタルフロス」の使用率は、
アメリカ（60.2％）、スウェーデン（51.3％）、日本（19％）という結果が出ています。
ベトナムは6％と低いですが、日本も使用率が高いとは言えません。

オーラルケア先進国では、ブラッシングに加えて、フロスやリンスなど、
さまざまなツールを使って念入りなオーラルケアをしています。
良い取り組みはどんどん真似していきたいですね。

「歯」は一生のお付き合い。
体の健康と同じように、歯の健康も常に意識していかなければなりません。

普段の歯磨きがブラッシングだけの方！
「就寝前」の歯磨き後に、「デンタルフロス」のケアをプラスすることから始めてみませんか？