みなさん、こんにちは!ヘレナです。
今回はインドネシアの魚についてご紹介したいと思います。
インドネシアの70%は海であり、陸地より海洋の面積の方が広いです。それでインドネシアは海洋国だとよく呼ばれています。海洋国のインドネシアにとって水産事業は国の経済を強くする大事な事業の1つです。今回はインドネシアの魚の消費についてご紹介したいと思います。
インドネシアの水産事業はここ数年間強まりつつあります。その理由は最近インドネシア人が魚を食べる頻度が上がった為です。数年前はインドネシア人の魚に対する興味がシンガポールやマレーシアと比べてとても低かったです。2004年にインドネシア大統領だったメガワティ大統領(スカルノ大統領の娘)が「GEMARIKAN」という魚に対する国民の興味が深まるキャンペーンを実施しました。そこからはインドネシアの政府が今でも国民の魚の消費を上げるのにいろいろなキャンペーンの計画を立てるようになりました。
写真:Ikan Tongkol
インドネシアでは魚のことは「Ikan」と言います。インドネシアの魚は、牛肉などと比べて値段が安いです。スーパーでも市場でも屋台でも、どこでも販売されています。特に、Ikan Tongkol(スマ)はどこにでも置いてありますので、簡単に見つけられます。Ikan Tongkolはスズキやサバと同じ種類で、値段はそれらより安いです。インドネシアの市場に販売されているIkan Tongkolは1キロ当たりにRp20.000(役200円)程です。
写真:Ikan Teri
Ikan Tongkolの次に人気のある魚はIkan Teri(カタクチイワシ科の魚)です。Ikan Teriは種類により値段が異なりますが、一番人気のIkan Teri Medanは1キロ当たりRp150.000 (1500円)です。Ikan Teriは油で揚げてそのまま白米と一緒に食べることもできますので、調理もとても簡単です。
値段だけでなく魚が持っている栄養もとても体に良く、魚の消費を上げることで国民の生活の質を高めることができるだろうと政府は言っています。栄養不足になっているインドネシアの子供が今でもたくさんいます。水産事業への応援が高まったら、山奥にある村のような都市から遠く離れた場所でもまで魚だけでも届けられるのであれば栄養不足の問題が解決できるだろうと言われています。政府のキャンペーンが成功すれば、未来の子供達のクオリティーも高まるだろうという意見もありました。
魚の消費を高めるキャンペーンは例えば主婦に魚をすすめるキャンペーンです。主婦は家庭の献立に一番影響力が強い存在です。インドネシア人は1週間の中どれくらい魚を食べるか調査してみた結果、一番多かったのは1週間に2〜3回という回答でした。ちなみに週1回が2番目に多かったです。この調査結果を見て、インドネシア人が魚に対して興味を持っていることが分かりました。
同じ調査から、どのような魚料理が一番人気かの項目を見てみると、揚げ魚、焼き魚、そして煮魚がインドネシア人の中で人気でした。私の実家だと、揚げ魚がよく出ます。魚をあげてそのまま白米と一緒に食べることもありますが、一番多いのは揚げた魚の上にサンバルを乗せて熱々の油で炒めます。この料理はIkan Balado (イカン・バラド)と言います。
写真:インドネシアの焼き魚
インドネシア人は年越しを過ごしているときやバーベキューに行く時によく花火を見ながら焼き魚を食べます。インドネシアの焼き魚は、甘い焼き魚と辛い焼き魚、ふたつの種類があります。魚以外は、焼イカや焼き貝もインドネシア人がバーベキューに行く時によく出ます。
いかがでしたでしょうか。
インドネシアシア人の魚料理に関する興味は日本人より少ないですが、年々上がってきます。これからもインドネシア人の魚に対する興味がもっと上がると思います。
質問がある方やインドネシアのことについてもっと知りたい!とか、○○についてを紹介してください!という方は、ぜひコメントをくださいね。
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