インドネシアでも、ほとんどのお母さんは子供に昼寝をさせます。昼寝をすることのメリットは、ただエネルギーを回復するだけでなく、認知力向上や健康増進効果があります。子供だけでなく、大人にとっても昼寝は重要とみなされています。インドネシア人はどのくらい昼寝をするのでしょうか。以下の調査を見てみましょう!
アンケート期間:2017年8月23日 – 2017年12月31日
アンケート回答者:インドネシア在住の10~59歳 男女 500人
リコリス(Licorice)による調査
Q:あなたは1週間のうち、どのくらいの頻度で昼寝をしますか(SA)
リコリス(Licorice)による調査では、ほとんどのインドネシア人(93.6%)が昼寝をしており、48.6%は「毎日」昼寝をすると回答しています。これは、約半数の人は、昼寝をするのが習慣になっています。16%が「週3~4日」と回答、続いて14.2%が「週1~2日」と回答しています。昼寝の習慣がない方々は、仕事などが忙しいか、休憩時間に他のことをしている方と予想されます。
Q:あなたが昼寝をする時間帯を教えてください。(SA)
昼寝をするのに最も効果的な時間帯は午後1時から午後4時の間です。午後4時以降に昼寝をすると、通常の夜間の睡眠に影響が出る可能性があります。調査では、回答者の37.4%が「13時台」と答えています。次に、17.8%が「12時台」と答えています。インドネシアの学校や仕事などでは必ず休憩時間があり、その時間に昼寝することが多いです。
Q:昼寝をする場合の平均的な睡眠時間を教えてください。(SA)
昼寝の睡眠時間についいては、約23.2%が「30分~45分未満」と選択、続いて、22.8%が「15分~30分未満」と選択しています。カリフォルニア大学の睡眠科学者、サラ・メドニック(Sara Mednick)教授は、昼寝の睡眠時間によって効果が変わると言っています。10〜20分の昼寝は、睡眠慣性(起床直後のぼんやりした状態)を緩和し、敏捷性をすばやく向上させます。つまり、仮眠を取るのに理想的な時間は10〜20分です。仮眠を長く取るほど、その後に体がダルく感じる可能性が高くなります。
Q:昼寝に使うアイテムを教えてください。(MA)
昼寝をする際、55.8%が「クッション」を使うと選択しています。クッションは昼寝にぴったりですよね。でも、クッションを選ぶ際に是非参考にしてください。例えば、高すぎるクッションは首や肩に負担がかかってしまい、筋肉が緊張してしまいます。
昼寝グッズで次に人気があったのは、19.8%の「ブランケット」と18.2%の「アイマスク」です。
Q:昼寝をするとどのような効果を感じますか?(MA)
昼寝は健康に利益をもたらします。回答者の過半数、ほぼ50.8%が昼寝をした後は「頭がすっきりする」と感じています。次に、29.4%が「集中力が増す」と答えています。昼寝の研究では、認知機能、創造的思考、および記憶能力が改善すると報告されています。昼寝すると体も元気になります。6年間で23,681人のギリシャ人男性を対象とした研究では、週に3回昼寝をした参加者は、心臓病による死亡のリスクが37%減少しました。また、昼寝は学習プロセスにも利益をもたらし、情報をより適切に取り入れて保持するのに役立ちます。これは、昼寝が脳の一時記憶領域から情報を消去し、新しい情報の記憶の準備に役立つためです。
結論
インドネシア人はほぼ毎日、30分~45分程度昼寝をします。昼寝をするときは、クッションを使う方が多いです。昼寝は、認知機能や気分、疲労感を改善します。それだけでなく、昼寝は心臓、血圧、ストレスレベル、そして驚くべきことに体重の管理にも役立ちます。
各会社が従業員に10〜20分の昼寝時間を提供するのは良いことです。従業員の健康と生産性を向上させなら、会社と従業員に利益をもたらします。
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