みなさん、こんにちは!ヘレナです。
今回のテーマはインドネシアの薬についてご紹介します!
旅行や出張先に具合が悪くなった時はありませんか?海外だとどの薬を買えば良いか迷いますね。インドネシアに行って、具合が悪くなった時はすぐに病院に行くことがおすすめです。理由としては、インドネシアの病院はインドネシア語以外話せない病院スタッフが多く、ジャカルタやバリ島のデンパサールのような外国人が多い街でないと、大きい病院に行っても外国語ができるスタッフは滅多にいません。すぐに医者の治療をしなければならない時は、その街の一番大きな病院に行くか、大都市の病院に行った方が一番安心で安全ですが、そうではない時は薬を買ってゆっくり休んだ方が楽かもしれません。
インドネシアの薬は街の薬局やコンビニ、Warungに販売されています。コンビニやWarungで売っているものはジェネリック薬です。コンビニやWarungで販売されている薬は病院からもらった薬に比べて弱い薬です。錠剤薬を購入するときは一箱ではなく、10錠ぐらい入っている1枚のシートで購入することが一般的です。
インドネシアでは熱や頭痛の薬はイブプロフェン系よりもパラセタモール(日本ではアセトアミノフェン)系の方が多いです。薬の形は錠剤が一般的で、サイズが大きいです。子供や錠剤が苦手な大人には薬剤師に言って粉薬にしてもらいます。大人向けのシロップ薬はほとんどありません。インドネシアで販売されているシロップ薬といえば、咳の薬や胃の薬であることが一般的です。そして、子供向けの薬はシロップが多いです。コンビニやWarungで一番人気がある熱・頭痛薬はPanadolです。一般的に販売されているPanadolは5種類あります:通常のPanadol Regular(青色)、強めのPanadol Extra(赤色)、風邪用のPanadol Cold&Flu(緑色)、咳と風邪用のPanadol Flu&Batuk(緑と赤色)、そして子供用のPanadol Anak(ピンク色)です。
写真:Panadol
ちなみに私が初めて日本に来た時は冬冬でしたので、寒さに慣れず風邪を引いてしまいました。日本の病院で粉薬をもらいましたが、粉薬をどうやって飲んでいいかわからず、戸惑いました。子供の頃にいただいた粉薬の飲み方だと、粉薬をスプーンの上に乗せ、シロップ系の薬やお水をそのスプーンにたらし、粉薬がペースト状になるまで混ぜてから飲みました。
Jamu
Jamu(ジャム)はインドネシアの伝統的なハーブ薬です。ジャムはいろんなタイプがあります。幼児から老人まで飲むことができます。私は小さい時に食欲をアップさせるのに、母はジャム師に頼んで特別なジャムを処方してくれました。ジャムはハーブから作られたものなので、基本的に味が苦いです。苦味が嫌いな人や子供には蜂蜜を入れて甘くします。生姜や唐辛子、スパイスが入っているジャムもあるため、辛い味がするジャムもあります。ジャムはハーブとスパイスがメインとなっていますが、そのほかには蜂蜜、卵の黄身、ロイヤルゼリーなども使われています。
大体のJamuはガラス瓶か大きいペットボトルの中に入れて販売されています。
町を歩いてJamuの販売をしているMbok Jamu
Jamuはインドネシア中で販売されています。工場で作られたJamuは簡単にコンビニやスーパーで購入できます。手作りのJamuはWarung JamuというJamuの専門店で購入するか、町中を歩いてジャムの販売をするMbok Jamu(Jamuのお姉さん)から購入できます。Jamuは病気の時だけに限らず、疲れた時や出産前、風邪予防で飲んだりもします。インドネシアにお越しになる際は風邪予防などにJamuを試してみてはいかがでしょうか?
以上、今回の紹介記事はここまでです。
質問がある方、インドネシアのことについてもっと知りたい!とか、○○についてを紹介してください!という方は、ぜひコメントをくださいね。
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