ベトナムで人気のSNSを調査!
コミュニケーションには欠かせないツールの一つとなった「SNS」。
総務省の「平成27年度版 情報通信白書」によると、
日本国内で一番利用されているSNSは「LINE」だそうです。
LINEの媒体資料によると国内利用者は6,800万人(2016年1月時点)もいるそうで、
日本の人口の53%の人が使っているという計算です。
もはや生活インフラとして、なくてはならない存在ですね。
それではベトナムでは、どんなSNSが使われているのでしょうか。
「SNSに関するアンケート(※)」のデータをもとに、
ベトナムのSNS事情についてご紹介したいと思います。
※Licorice調べ
アンケート配信期間:2016.10.20-11.20
アンケート回答者:ベトナム在住の10~40代 男女500名
Q.あなたが利用しているSNSをすべてチェックしてください。(MA)
「利用しているSNS」について聞いたところ、「Facebook」が最も多く、全体の38%の方が利用していました。
続いて「Zalo」(24%)、「Google+」(14%)の順となっています。
男女別に見ても、使っているSNSに大きな差はありませんので、
ベトナムでSNSといえば「Facebook」がポピュラーなようです。
「Facebook」や「google+」は、日本でも利用者が多いSNSです。
「Zalo」は、ベトナムのシステム開発会社VNGが2012年11月にリリースした
メッセージアプリです。ベトナム語と英語に対応しています。
「Zalo」には、近くにいる人を検索する機能があるようで、
社交的な人にはうれしい機能ですが、、シャイな人にはあまり向かない機能かもれませんね。
ベトナムの方と交流する際には、「Facebook」はもちろん「Zalo」を利用すると、
よりコミュニケーションがはかどるのではないでしょうか。
Q.あなたは1日の中でどのくらいの時間、SNSを利用していますか?(SA)
「1日当たりのSNS利用時間」について質問。まとめてみると以下の結果に!
●1時間未満の利用
男性(46.7%) 女性(28.6%)
●3時間以上の利用
男性(18.7%) 女性(31.1%)
男性より、女性の方が1日の中で長い時間SNSを利用しているようです。
英調査会社GlobalWebIndexが2016年1月に発表したレポートによると
日本人の一日当たりのSNS利用時間、なんと0.3時間(約18分)!
他の国も1時間以上は当たり前の数字がでていますので、世界的に見ても日本は極端に短いですね。
同じレポート内でのベトナムの数字は2.3時間なので、
日本人よりもベトナム人の方がSNSを大いに活用していること間違いありませんね。
ベトナムの方とSNSで交流するなら、いつもよりもSNSに時間をかけてみるべし!
Q.あなたがSNSを利用する目的について、チェックしてください。 (MA)
「SNSを利用する目的」について聞いたところ「友人との連絡」が最も多く全体の20%でした。
続いて「ニュース情報」(15%)、「家族との連絡」(14%)の順となっています。
「SNS」が連絡手段として、よく使われていることがわかりますね。
男女差が出た目的をピックアップしてみると
男性が女性より多かった目的が「家族との連絡」、女性が男性より多かった目的が
「趣味に関する情報の閲覧」でした。
ベトナムの男性が家族へどんな連絡をしているのか気になりますね!
ベトナムの女性は、男性よりも情報収集や発信が男性よりもやや積極的です。
「SNS」は連絡手段のほか、情報入手や発信にも必要なツールであることは間違いなしですね。
Q.あなたは1日に何回くらい、SNSへ“写真”を投稿をしますか? (SA)
「1日に何回くらい、SNSへ“写真”を投稿をしますか? 」を聞いたところ、
写真を「投稿する」人は全体の52%、「投稿しない」人は46%でした。
一見、写真の投稿をしている人が少ないように見えますが、これは1日当たりの数字です。
男女共に5割以上の人が1日に1回以上は写真の投稿をしています。
日本の場合、文化庁の行った「平成27年度 国語に関する世論調査」によると
“画像や音楽、動画等を投稿したり公開したりする”人がアンケート全体の6.3%でした。
この数字は、1日あたりのことを聞いたものではありませんので、日本の数字の低さに驚きです!
ベトナムの方たちは、デイリーで写真ありの情報を投稿しているようです。
日本人に比べたら、SNSでの情報発信が積極的ですね。
ベトナムの方はSNS大好きは、モバイルネイティブだからこそ!?
ベトナムでは「Facebook」の利用者が多いことがわかりました。
SNSの利用時間が長く、投稿も積極的なので、生活には欠かせないツールとなっています。
ベトナムでSNSマーケティングを展開するなら、現時点で「Facebook」が狙い目ですね。
ベトナムでこれほどまでにSNSが浸透した背景には「モバイルインターネット」の普及が
影響しているものと思われます。
日本のインターネットの普及は、PC経由でのインターネットが家庭に浸透し、
その後、携帯電話の進化とともに、モバイル端末でのインターネットが個人に浸透しました。
ベトナムでは、近年の経済発展とともにインターネットが短期間で急速に普及し、
PCでのインターネットよりも手頃に入手可能なモバイル端末でのインターネットが先に浸透しました。
モバイルネイティブな人が多いので、SNSを使いこなせるのです。
インターネットは今後、世界的にモバイルファーストな時代に突入していくことでしょう。
モバイルでの情報発信や情報入手に積極的なベトナムのみなさんを見習わなければなりませんね。
日本のみなさん、もっとSNSを使っていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます。この記事の元になった調査の詳細レポートをこちらからご購入いただけます。
【主な内容】
・利用しているSNSの種類
・SNSの利用時間
・SNSの利用目的
・今後もペットを飼いたいか
など
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